桜木花道は本当に天才か2

バスケットボール漫画のトップオブトップ『スラムダンク』。
主人公 桜木花道は自らを「天才」と称し、超人的な成長と活躍を遂げる。何故、彼はあそこまでやれたのか。そして彼は本当に天才なのか。実は彼は・・・・

桜木花道シュート練習

前回からの続き・・・

僕がここで投げかける疑問は
まさにこの部分にフォーカスした
ものだ。つまり、

「フィジカルは紛れもなく天才。
では心は?」ということだ。

いくら体に恵まれていても、結局
心が伴っていないと成功しないので
はないか。身体はあくまでも自分自
身の半分であり、そこに心があって
1つになるもの。つまり、

「にこいち」だ。

いくらフィジカルがすごくても成功
していない人は五万といるだろう。
そこに心が伴った瞬間、成功を掴む
ことが出来るのだろう。
桜木花道のように。

では桜木花道はどうやって心を伴わ
せたのだろう。

天才ですからの本当の意味

桜木花道天才ですから

桜木花道は「天才ですから」と周囲に
発言することによって自身のバスケッ
トボール人生の成功をコミットしてい
たんじゃないかと僕は強く思う。

別の言い方をすれば「有言実行」で
あり「言葉の現実化」であり
「予告ホームラン」である。

「天才ですから」ということによっ
て天才の結果しか出せないように
自分を仕向けるというコミットの
仕方だ。だから努力をおしまない。
努力を努力と思わない。もし仮に
桜木花道が日々の努力を怠ったら・
・・?おそらく物凄く下手なまま
だろう。

下手なままで成功できるほどバスケ
も、そして敵も甘くない。

ドリブル、庶民シュート、ミドルシ
ュートなどなど・・桜木花道の様な
フィジカルのポテンシャルを持って
しても血のにじむ反復基礎練習を
日々しなければ太刀打ちできない
技術を内包した競技なのだ。

何故、やれたのか。

桜木花道シュート練習2万本

桜木花道自身、ハッキリ言って頭は
良くない。そんな花道でもこの
反復基礎練習の大切さは痛いほど感
じていたのだろう。それは、単純に

「バスケットボールが好き」だとか
「晴子さんに気に入られたい」とか
「流川に絶対負けたくない」とか

そういった「感情面」の上昇志向も
あっただろう。しかしそれだけでは
絶対にないと思う。僕は思う。

あの桜木花道だって

”面倒くさい”とか
”やりたくない”とか
”今日はだるい”とか
あったんじゃなかろうかと。

漫画では全く描かれてなかったが
人間だもの(相田みつを)・・
・・(笑)そういう感情は出てくる
ものだし、花道とて決して例外では
ないと思う。
花道がそんな怠惰な感情を振り切って
ひたすら努力出来たのは、バスケット
ボールへの情熱と、もう1つ重要な
ことは

「天才ですから」とコミットメント
することによって
「もうやるしか道はない」
という状況を作ったことなんじゃ
ないかと僕は考える。

だからこそ鬼の努力の反復練習も
できたし結果も出せた。もちろん
努力することによって必ず結果が
出るとは限らない。

天才とは何か。

スラムダンク2流川楓自転車通学

結果を伴わない場合も充分あった
と思う。
僕はイチローの言葉で
好きなやつがある。

努力せずに何かできるように
なる人のことを「天才」
というのなら、
僕はそうじゃない。

努力した結果、何かができる
ようになる人のことを「天才」
というのなら、
僕はそうだと思う。

人が僕のことを、努力もせず
に打てるんだと思うなら、
それは間違いです。

僕は努力した結果、何かができる
ようになる人のことを「天才」
なのだと思う。

それは、イチローも桜木花道もそう
だ。もともと天から貰った
「天才的なフィジカル」と
「コミットするというマインド」。

周囲に言うことによってコミット
して有言実行していくというやり方。

ちなみに僕は、有言実行を推奨したい
わけではない。勿論、不言実行という
やり方もある。

「言わないでやる」という方法だ。

ただこの方法はあまりにも大変だ。
常に自分の目の前に逃げ場がある。
そして誰も見ていない。
そうとう「強い」マインドの持ち主
でないと挫折するだろう。

言わないでやるか、言ってやるか。

桜木と流川 山王戦勝利

僕自身はもっぱら不言実行をしてきた
が、それは本当の意味での
「不言実行」ではない。
それは僕自身の心の弱さからくるもの
だとハッキリ言える。
逃げる場所を予め用意しておきたいのだ。

桜木花道は「天才ですから」と言う
ことによって自身のバスケットボー
ル人生をコミットメントし有言実行
したという僕の見解。

みなさんはどう捉えますか?

そしてあなたの人生において
コミットメントすることは何ですか?

あなたにとっての取り組むべき努力、
日々すべきこととは何ですか?

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