●ご報告が遅れてしまったこと
以前、生活保護費の家賃分(住宅扶助
分)の使途において私が犯してしまった
不正についてお話と謝罪をさせて頂きま
した。
私が運営しているYouTubチャンネル
『ナマポの赤のヤツ』にてお話しさせて
頂いた同内容の動画は、同チャンネルの
規模からみても多くのご視聴と反応、メ
ッセージを頂き、私自身深く反省しなが
ら、ご意見やご質問等にも答えさせて頂
きました。
今回、追加で記事にさせて頂くことがあ
ります。それは、どうしても当時お話し
することが出来ずに時期を待たなければ
ならなかった事です。その理由も含め、
「もう一つの不正受給の謝罪」をさせて
頂きたいと思います。
どうか最後までご拝読くださいますよう
宜しくお願い申し上げます。また、今回
の件に関しましては「動画」(音声)も
YouTubチャンネル『ナマポの赤のヤツ』
にアップロードしておりますので併せて
ご視聴頂けると大変ありがたいです。
●これまでの経緯と今回のこと
前回お話しさせていただきましたが、
私は生活保護費を受給開始した月から
家賃分(住宅扶助分)のお金を、賃貸
契約がありながら支払わずに浪費して
しまいました。
賃貸契約が解除されるまでの数カ月の間
このような愚行を続け、賃貸契約が解除
されたあとも1ヶ月分は浪費へと回して
しまいました。
その時点で自ら担当のケースワーカーに
事情を話し、申告し、協議の結果を待ち
ました。その後、厳重注意として口頭指
導を受け深く反省いたしました。
使い込んでしまった住宅扶助費は現在、
分割して返しています。(毎月の保護費
からの天引き)
そして今回、謝罪させていただきたい
「もう一つの不正受給」とは、
「家具什器費の不正使用」です。
●「家具什器費」について
生活保護の扶助のひとつである「家具
什器費」とは、生活必需品である一定
の家具・家電について支給される一時
扶助金です。
生活保護を申請したときに必要最低限
度の家具・家電を持ってない場合や、
受給中に引っ越した際に新居の設備の
違いによって新たに特定の家具・家電
の購入が必要になった場合、そして、
今まで持っていた家具・家電が新居に
入らない場合など基準を満たせば支給
されます。
上限額は3~4万円だと思いますが私
の場合は3万円ほどでした。
●用途外での使用
私が生活保護を申請した当時は、必要
最低限度の家具・家電はほとんど売り
払った後でしたので、最低限の家電を
(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)そろ
えるために上限額いっぱいまで「家具
什器費」を支給して頂きました。(約
3万円)
しかし現金を受け取った後に目的の
家電を購入せずに、これもまた「管理
できていない消費」としてしまったの
です。
消費の内容としては住宅扶助の不正受
給の時と同じく、外食や節約しない買
い物などです。食料品の買い物も割合
としては多かったのですが、私の場合
は強迫性障害の影響もあり衛生用品の
購入も少なくありません。
パチンコなどのギャンブル的なものに
も少額ですが使ってしまいました。
しかし、全く勝つことはなくお金だけ
が無くなりました。
●担当ケースワーカーに報告
住宅扶助金を使い込んでしまった事を
担当のケースワーカーに告白したとき
同時にこの「家具什器費」の件もお話
しさせて頂き、重ねて謝罪をし、話し
合っていく中で、「まずは住宅扶助の
分の返還」の手続きを具体的に進めて
いきましょう、という事になったと
記憶しています。
その後「住宅扶助」の不正受給に関し
「口頭指導による厳重注意」を受け、
毎月の返還を進めてきました。
そういった経緯の中で今、この時期に
「家具什器費」の件も、具体的に返還
の手続きをとりました。
今回の「家具什器費」の使用に関して
は、厳密に言いますと「不正使用」と
いう事ではなく、「家具什器費を支給
したが使用されなかった」という事で
「戻入」(れいにゅう)するという形
になりました。
つまり、「家具什器費を支給したが使
用されなかったので戻して下さいね」
ということです。
これは現在の毎月の返還金(住宅扶助
金の返還)に組み入れて返還していき
ます。
●最後に
説明がとても長くなりましたが、今回
返還の手続きを無事に終えたという事
で、改めて皆様にお知らせと説明をし
謝罪の言葉をお伝えしたいと考えまし
た。
自身の身勝手によって貴重な扶助金を
目的に反し、使用してしまい大変申し
訳ございませんでした。
今後はこのようなことを絶対にしない
ように心に刻み、自立へ向けて進んで
いきたいと考えております。
ここまで、長文をご拝読して頂いた皆
様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
令和5年 3月 ナマポの赤のヤツ
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